“比翼塚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひよくづか90.9%
ひとよくづか9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃年少のわたくしがこの寺の所在を知ったのは宮戸座の役者たちが新比翼塚ひよくづかなるものに香華を手向けた話をきいた事からであった。
里の今昔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「男同志の比翼塚ひよくづかってものは天下無類だろう。皆絶交されてしまったのにたった一人残ったところを見ると、僕も多少変人かね?」
変人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
それ程の深い仲なら添わせてやらないものでもなかったのに、生きておるやら死んだやら、これがまことの二人ならば、比翼塚ひとよくづかでも建てましょうにと、しんみり承わっていたところでござります