“比翼連理”の読み方と例文
読み方割合
ひよくれんり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでこの奇妙な新婦新郎は、誰も知らない秘密にさらに快い興奮を加えつつ、翠帳紅閨すいちょうこうけいに枕を並べて比翼連理ひよくれんりの語らいに夜の短かさを嘆ずることとはなった。
ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
楕圓形だゑんけいは、羽状複葉うじやうふくえふふのが眞蒼まつさをうへから可愛かはいはなをはら/\とつゝんで、さぎみどりなすみのかついで、たゝずみつゝ、さつひらいて、雙方さうはうからつばさかはした、比翼連理ひよくれんり風情ふぜいがある。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
長押なげしに「比翼連理ひよくれんり」という横額がかゝっている。墨痕ぼっこんだ新しい。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)