“連理”の読み方と例文
読み方割合
れんり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何しろ手放しだ。錦子さんとの仲は、天にあらば比翼ひよくの鳥、地にあらば連理れんりの枝。それは好いが嘘字が沢山書いてあった」
合縁奇縁 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
天にあっては比翼ひよくの鳥、地に在っては連理れんりの枝とならん——と来世を願った漢帝の悔恨を、胸に歌に繰り返して、泣き死んでも追いつかないことである。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
怪事あやし婦人ふじんかたけて連理れんり椅子いすならべたのは、美少年びせうねんのそれにあらず。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)