“汲取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くみと60.0%
くみとり30.0%
くみとつ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや阿関こう言ふと父が無慈悲で汲取くみとつてくれぬのと思ふか知らぬが決して御前をかるではない、身分が釣合はねば思ふ事も自然違ふて
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ふくまれければ左仲は其心を汲取くみとりて大いに恐れ入り仰せの趣きかしこまり奉つり候へども先刻せんこく私しより申上候通り誠に折惡をりわるく主人主税之助事病氣に候間よんどころなく家來を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
汲取くみとつて郷右衞門に向ひ扨々恐れ入たる御物語り御二方おふたかた樣の事は私しが身にかへても御引受おひきうけ申しあげ御世話仕つるべければ必ず/\御氣遣おきづかなされまじと世に頼母たのもしく引請ければ郷右衞門は大いに悦びしからば明方迄あけがたまでには御連おつれ申さんにより呉々くれ/″\たのむなりと云ひ置て立歸りしに七右衞門もかく請合うけあひし上はとて己も郷右衞門のあとより大雪を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)