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汲々
ふりがな文庫
“汲々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きゅうきゅう
80.9%
きふ/\
12.8%
きふきふ
2.1%
きゆうきゆう
2.1%
せっせ
2.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きゅうきゅう
(逆引き)
春泥は、警察の探索が怖くなって、当の目的であった静子の殺害を思い
止
(
とど
)
まり、ただ身を隠すことに
汲々
(
きゅうきゅう
)
としていたのであろうか。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
汲々(きゅうきゅう)の例文をもっと
(38作品)
見る
きふ/\
(逆引き)
希
(
こひねがは
)
くば、満天下の妙齢女子、
卿等
(
けいら
)
務めて美人たれ。
其意
(
そのこゝろ
)
の美をいふにあらず、肉と皮との美ならむことを、熱心に、忠実に、
汲々
(
きふ/\
)
として勤めて時のなほ足らざるを
憾
(
うらみ
)
とせよ。
醜婦を呵す
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
汲々(きふ/\)の例文をもっと
(6作品)
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きふきふ
(逆引き)
今の学者何か新発見をして博士号を得んと
汲々
(
きふきふ
)
たれども、発見とはさまでむづかしき事にあらず。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
汲々(きふきふ)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
きゆうきゆう
(逆引き)
彼は
密
(
ひそか
)
に
警
(
いまし
)
めて多く夜
出
(
い
)
でず、内には神を敬して、得知れぬ教会の大信者となりて、奉納寄進に財を
吝
(
をし
)
まず、唯これ身の無事を祈るに
汲々
(
きゆうきゆう
)
として、自ら安ずる
計
(
はかりごと
)
をなせり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
汲々(きゆうきゆう)の例文をもっと
(1作品)
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せっせ
(逆引き)
お隅が遠い井戸から
汲々
(
せっせ
)
と水を担いで通るところを見掛けた者は、誰一人
褒
(
ほ
)
めないものが無い位。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
汲々(せっせ)の例文をもっと
(1作品)
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汲
漢検準1級
部首:⽔
7画
々
3画
“汲々”で始まる語句
汲々乎
“汲々”のふりがなが多い著者
山路愛山
嘉村礒多
押川春浪
ヴィクトル・ユゴー
三島霜川
大隈重信
下村湖人
吉川英治
井上円了
甲賀三郎