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きふ/\
ふりがな文庫
“きふ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
汲々
75.0%
急々
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汲々
(逆引き)
さうした私の悪意を
極
(
きは
)
めた陰口と見え透いたお世辞とによつて彼は転校者として肩身の狭い思ひから巧に舎内の
獰猛組
(
だうまうぐみ
)
に親交を求め、
速
(
すみやか
)
に己が位置を築くことに
汲々
(
きふ/\
)
としてゐた。
途上
(新字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
始のほどは
高利
(
かうり
)
の金を貸し付けて
暴利
(
ぼうり
)
を
貪
(
むさぼ
)
り、
作事
(
こしらへごと
)
を
構
(
かま
)
へて他を
陥
(
おとしい
)
れ、出ては
訴訟沙汰
(
そしようさた
)
、
入
(
い
)
ツては
俗事談判
(
ぞくじだんはん
)
の
絶
(
た
)
ゆる間も無き中に立ツて、
頑
(
ぐわん
)
として、たゞ其の
懐中
(
くわいちう
)
を
肥
(
こや
)
すことのみ
汲々
(
きふ/\
)
としてゐた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
きふ/\(汲々)の例文をもっと
(6作品)
見る
急々
(逆引き)
致して見ん夫に就て
急々
(
きふ/\
)
古河
(
こが
)
へ
相談
(
さうだん
)
なし
度
(
たき
)
ものなれども外の人を
遣
(
つかは
)
しては事の
分
(
わか
)
るまじければ
詮方
(
せんかた
)
なし我古河へ行きて吉右衞門殿に
面談
(
めんだん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其
(
それ
)
より
御國許
(
おくにもと
)
へ
飛脚
(
ひきやく
)
を
飛
(
とば
)
して、
御用
(
ごよう
)
の
儀
(
ぎ
)
これあり、
諸役人
(
しよやくにん
)
ども
月番
(
つきばん
)
の
者
(
もの
)
一名宛
(
いちめいづゝ
)
殘止
(
のこりとゞ
)
まり、
其他
(
そのた
)
は
恩田杢
(
おんだもく
)
同道
(
どうだう
)
にて
急々
(
きふ/\
)
出府
(
しゆつぷ
)
仕
(
つかまつ
)
るべし、と
命
(
めい
)
じ
給
(
たま
)
ひければ、こはそも
如何
(
いか
)
なる
大事
(
だいじ
)
の
出來
(
でき
)
つらむと
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
きふ/\(急々)の例文をもっと
(2作品)
見る
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