“きゆうきゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
岌々50.0%
汲々50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半空なかそらより一文字に垂下すいかして、岌々きゆうきゆうたるそのいきほひほとんながむるまなことまらず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼はひそかいましめて多く夜でず、内には神を敬して、得知れぬ教会の大信者となりて、奉納寄進に財ををしまず、唯これ身の無事を祈るに汲々きゆうきゆうとして、自ら安ずるはかりごとをなせり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)