“出府”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅっぷ69.2%
しゆつぷ23.1%
しゆつふ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついては、としも押しつまりましたし、久々で御健勝の体をも仰ぎ申したく、近く歳暮せいぼの儀をかねて、出府しゅっぷいたすつもりです。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日けふ江戸表御老中えどおもてごらうぢうから、御奉書おほうしよ到着たうちやくいたした。一にち支度したく三日みつか道中だうちうで、出府しゆつぷいたせとの御沙汰ごさたぢや。』と、おごそかにつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
介抱かいはうの中十歳のとき勾引かどはかされ既に何國いづくへか連られべき處九助儀江戸表出府しゆつふの節其場所を通り合せ此難儀なんぎを救ひつかはし其夜節方へ一宿仕つり艱難かんなんていと孝心の程を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)