“何國”のいろいろな読み方と例文
新字:何国
読み方割合
いづく33.3%
いづこ16.7%
なにぐに16.7%
どこ16.7%
なにこく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さまたげんと何國いづくの者やら相分あひわからざる醫師を遣し世に有りしとも覺えざるテレメンテーナといふ藥の事を吹聽ふいちやうし結納までも取かはせし婚姻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さひはひ、彼處あれゆる白色巡洋艦はくしよくじゆんやうかん、あれは何國いづこ軍艦ぐんかんで、何處どこから何處どこしての航海中かうかいちうかはわからぬが、一應いちおうかのふねたすけをもとめては如何どうだらう。
張作霖てうさくりん如何いかなる場合ばあひにも作霖張さくりんてうとは名乘なのるまい。李鴻章りこうせう世界せかい何國なにぐにひとにも鴻章李こうせうりばれ、またはかれたことがない。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
うりたることがあるその脇差は爾ぢのしなか又は何國どこからもつて來たか明白めいはくに申立よと云れ彌十はすこ口籠くちごもりしがイヱ此脇差は私しの家に持傳もちつたへし重代ぢうだいの品なりと云に役人コレ彌十なんぢが重代の品などは不屆き至極しごくなり夫しばれと下知げぢしければ手先てさきの者立懸たちかゝ忽然たちまち高手たかて小手こてしばり上るに彌十はおそれしていにて何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
世界せかい歴史れきし風俗ふうぞく調しらべてるに、何國なにこく何時代なにじだいおいても、化物思想ばけものしさうところけつしていのである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)