“持傳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もちつた50.0%
もちつたへ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うりたることがあるその脇差は爾ぢのしなか又は何國どこからもつて來たか明白めいはくに申立よと云れ彌十はすこ口籠くちごもりしがイヱ此脇差は私しの家に持傳もちつたへし重代ぢうだいの品なりと云に役人コレ彌十なんぢが重代の品などは不屆き至極しごくなり夫しばれと下知げぢしければ手先てさきの者立懸たちかゝ忽然たちまち高手たかて小手こてしばり上るに彌十はおそれしていにて何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
安井別宅との門札もんさつ、扨は本町のかど通掛りの人もうなづく物持ものもち、家督は子息にゆづりて此處には半日の頃もふけし末娘、名さへ愛とよぶのと二人先代よりの持傳もちつたへ家藏はおろか
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)