“絶”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
65.0%
たえ9.7%
5.8%
たや5.8%
ぜっ2.4%
ぜつ2.4%
はなは1.5%
たた1.0%
たゆ1.0%
1.0%
(他:9)4.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“絶”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
なにせよせよの言附いひつけされて、おもひこゝにゆればうらみをあたりにせもやしたる
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
えて忘れていた一つのさびしさが、そのだしぬけなおときのことばに、ハッと、竹童ちくどうむねをうってきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いのちつゞきがたく、つぐべきちからたえては、或は一日乃至五日、既に法華經讀誦どくしようの音も絶へぬべし。
保は英語をつかい英文を読むことを志しているのに、学校の現状を見れば、所望にかなう科目はたえてなかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
それが歌手自身の真心からの溜息であるかのやうに悠やかな韻律で響き、歌のれ目となると、ワツハツハ……といふ笑ひ声が、恰度
ゾイラス (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
笑う時にはいつもいつも頭を左の肩の上にのせて、手の甲で口を押える様にして、ハッハッハッとれぎれに息を引き込む様に笑った。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
いかに暑さの烈しい晩でも、この土地では、お客の上った合図に下から茶を持って行く習慣なので、どの家でも火と湯とをたやした事がない。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
お涌自身の家は下町の洋服業組合の副頭取とうどりをしてゐて、家中が事務所のやうに開放され、忙しく機敏な人たちが、次々と来て笑ひ声や冗談をたやさなかつた。
蝙蝠 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
なぜならば、盲目めくらであり、勘のよいことにおいてりんぜっしている弁信自身が、提灯をつけなければ夜歩きのできないはずはないのです。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
麗質嬌姿本絶羣 〔麗質れいしつ 嬌姿きょうし もとよりぐんぜっ
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
兇賊等きようぞくらあらそつてこれをむに、あまかんばしきこと人界じんかいぜつす。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
自分は其頃兄に教はつて居た白文はくぶん八家文はつかぶんの難解の処を読み下し、又は即席に七ぜつして、大いに二人を驚かした。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
この辺で俗伝に安珍清姫宅に宿り、飯を食えばはなはうまし。
容貌も亦美し、はなはだ美しと傳へらる。
我国ト世界中トノ貿易ヲたたントスル為メナリ。
彼は始め階上にひそんでいたが、私たちをうまくやり過ごしたところで階段を下りて逃げだしたが、出口に頑張がんばっていた山城刑事に退路たいろたたたれ、たじろぐところを追いすがった折井刑事に組みつかれ、そこで大乱闘の結果、とうとうばくについたというわけだった。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
幸にして医師の診断によればわが病はかかる恐しきものにてはなかりしかど、昼夜ちゅうやたゆひまなく蒟蒻こんにゃくにて腹をあたためよ。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
呼吸いきたゆげに途絶え途絶え、隙間をれて聞ゆるにぞ、お通は居坐いずまい直整ととのえて、畳に両手をつかえつつ、行儀正しく聞きいたる、せな打ふるえ、髪ゆらぎぬ。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「思うても、是非ないこと、何も思わぬ。——が、我聞く、天下ニ仁政ヲ施スモノハ人ノ祭祀マツリタズ——と」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白玉の五百箇イホツつどひのえして……
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
従ってその雲れのしたときは、いっそう太陽の悲しみの色はカーツと烈しく照り栄えてきた。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
上端あがりはなに坐れる妻の背後うしろすぐるとてしたたかその足を蹈付ふんづけたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
油断せる貫一が左の高頬たかほを平手打にしたたくらはすれば、と両手に痛をおさへて、少時しばしは顔も得挙えあげざりき。蒲田はやうやう座にかえりて、
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
満枝は彼のおもてしたたか怨視うらみみまたたきず、その時人声してドアしづかきぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
かれをおもひ、これを思ひて、したたかに心弱くのみ成行くほどに、裏にづること、おそるること、やましきことなどの常におさへたるが
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
すぐれてたえなることばと褒めたものと存じますが
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雨風のために夜はにぎやかな往来もさすがに人通りが絶ええだった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
お万人のまぢりだに聞留ききとめれ、ムルチてる池に大蛇おほぢやとて、かぜらぬ
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
あめらぬ、屋蔵やぐらふきくづち、はる物作もづくりも、根葉ねはからちけば
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
「一週間ばかり前からの事です。真夜中の二時頃……電車のまる頃になるとあのホテルの屋上庭園のマン中に在る旗竿の処へフロッキコートを着た日本人の幽霊が出るんです。ホラ直ぐそこに若いスマートな男と、赤っ鼻の禿頭はげあたまが立っているでしょう。あの通りの姿で幽霊が出て来て、あの通りの事を云うんだそうです」
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
太平洋をわたりて北米ほくべい桑港サンフランシスコくことを命じ、江戸湾を解纜かいらんしたるは
乙の類 延、要、曳、叡、江、吉、枝、兄、柄(これは「」「」「」「フエ」「ヌエ」「吉野エシヌ」「キエ」「タエ」「コエ」等に用いられる)
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)