“ぜつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
81.8%
9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は其頃兄に教はつて居た白文はくぶん八家文はつかぶんの難解の処を読み下し、又は即席に七ぜつして、大いに二人を驚かした。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
面白おもしろえ物を見て暮しますだけ人間ねんげんの徳だと思えやす、ぜつに旦那さまア御当地こちら朽果こちはてたい心は充分えっぱいあります
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
林「でござえますが、武士ぼしは窮屈ではありませんか、ぜつわしは町人になって商いをして見たいので」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼は、弁舌家なので、滔々とうとうぜつをふるい、私闘のために人民を苦しめたり、天子を監禁したりしている彼の罪を鳴らし、今にして悔い改めなければ、ついに、天罰があたるといった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)