“絶頂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜっちょう38.5%
ぜつちやう17.9%
ぜつてう10.3%
いただき10.3%
ぜつちよう7.7%
いたゞき5.1%
クライマックス5.1%
つじ2.6%
クライマクス2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを発見したのは、早起きをして崖(がけ)っぷちで遊んでいた官舎(かんしゃ)の子供たちだった。それからみんなに知れわたって、騒ぎは絶頂(ぜっちょう)に達した。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
既(すで)に目(め)も眩(くら)んで倒(たふ)れさうになると、禍(わざわひ)は此辺(このへん)が絶頂(ぜつちやう)であつたと見(み)えて、隧道(トンネル)を抜(ぬ)けたやうに遥(はるか)に一輪(りん)のかすれた月(つき)を拝(おが)んだのは蛭(ひる)の林(はやし)の出口(でくち)なので。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
左右は千丈の谷なり、ふむ所僅(わづか)に二三尺、一脚(ひとあし)をあやまつ時は身を粉砕(こな)になすべし。おの/\忙怕(おづ/\)あゆみて竟(つひ)に絶頂(ぜつてう)にいたりつきぬ。
高嶽(たかたけ)の絶頂(いただき)は噴火口から吐き出す水蒸気が凝って白くなっていたがそのほかは満山ほとんど雪を見ないで、ただ枯れ草白く風にそよぎ
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
こゝからは岩石(がんせき)と砂礫(されき)の道(みち)を一歩々々(いつぽ/\)踏(ふ)みすゝんで、つひに海拔(かいばつ)一萬二千餘尺(いちまんにせんよしやく)の絶頂(ぜつちよう)へたどりつくわけです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
先(ま)づ進行(しんかう)の方向(ほうかう)を定(さだ)めねばと、吾等(われら)は林(はやし)の間(あひだ)を※(す)ぎて丘(をか)の絶頂(いたゞき)に登(のぼ)つた。
所で、愈それが到来すると、俄然胎龍の悲壮な恍惚が絶頂(クライマックス)に突き上げられ、完全に現実から離脱してしまった。と同時に兇器が下されたのだよ。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
三十男の遊び盛りを今が世の絶頂(つじ)と誰れが目にも思われる気楽そうな独身(ひとりみ)で老婢(ばあや)一人を使っての生活(くらし)むきはそれこそ紅葉山人(こうようさんじん)の小説の中にでもありそうな話で
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
脳髄に関する演説を滔々(とうとう)と、身振(ゼスチュア)まじりに初めるのであるが、そのうちに自分の演説に感激して、興奮の絶頂(クライマクス)に達して来ると
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)