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絶頂
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ぜっちょう
ふりがな文庫
“
絶頂
(
ぜっちょう
)” の例文
それを発見したのは、早起きをして
崖
(
がけ
)
っぷちで遊んでいた
官舎
(
かんしゃ
)
の子供たちだった。それからみんなに知れわたって、騒ぎは
絶頂
(
ぜっちょう
)
に達した。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私
(
わたくし
)
はうれしいやら、
悲
(
かな
)
しいやら、
夢中
(
むちゅう
)
であの
娘
(
こ
)
を
両腕
(
りょううで
)
にひしとだきかかえたのでございます……。が、それまでが
私
(
わたくし
)
の
嬉
(
うれ
)
しさの
絶頂
(
ぜっちょう
)
でございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
魔法博士は、とくいの
絶頂
(
ぜっちょう
)
です。イスのうえにそりかえって、ゆかいでたまらぬというように、笑いだすのでした。
虎の牙
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
さっき一同が
甲府
(
こうふ
)
から
指
(
さ
)
してきた時に、
汗
(
あせ
)
をしぼって一列に
駈
(
か
)
けた
野呂川
(
のろがわ
)
の
右岸
(
うがん
)
で、その
胎内
(
たいない
)
の
間道
(
かんどう
)
をくぐり、その
絶頂
(
ぜっちょう
)
のとりでへでようとこころみた
小太郎山
(
こたろうざん
)
そのものの
姿
(
すがた
)
は
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
四方を
屹
(
きっ
)
と見てあれば、
魔王岳
(
まおうがたけ
)
の
絶頂
(
ぜっちょう
)
に
鬼桃太郎
(新字新仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
新吉は
得意
(
とくい
)
の
絶頂
(
ぜっちょう
)
にいました。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
絶頂
(
ぜっちょう
)
の城たのもしき若葉かな
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
博士のおどろきは
絶頂
(
ぜっちょう
)
にたっした。かれはふるえる自分の指をくちびるに立てた。そしてあきらめたというようすで、ふたりをさしまねいた。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
国民の不安が、もう
抑
(
おさ
)
えきれない程、
絶頂
(
ぜっちょう
)
にのぼりつめたと思われた其の日の夜、東京では、JOAKから、実に意外な臨時ニュースの放送があった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
佐伯船長をはじめ、船員たちが、すっかりいらだちの
絶頂
(
ぜっちょう
)
に達したときのことであった。舳から、暗い海面をじっと
睨
(
にら
)
んでいた船員の一人が、とつぜん大ごえをあげた。
幽霊船の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その嵐のような歓呼の
絶頂
(
ぜっちょう
)
に、わが歌姫赤星ジュリアはパッタリ舞台に倒れて虫の息となってしまった。
間髪
(
かんぱつ
)
を入れず、舞台監督の機転で、大きな
緞帳
(
どんちょう
)
がスルスルと下りた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
みんな
怒
(
いか
)
りの
絶頂
(
ぜっちょう
)
にあることは、その顔色がエビガニのように赤黒くなっていることによっても知れた。かれらは、だんだんと包囲の陣をちじめて、つかれをみせている山ノ井にせまっていく。
宇宙の迷子
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そういったときの博士のおどろきはどんなであろうかと、僕はそれを
喋
(
しゃべ
)
るよりも前から興奮の
絶頂
(
ぜっちょう
)
にあったのだが、博士は僕の期待に反して
冷然
(
れいぜん
)
としていた。そしていつもの調子の声でいった。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
みんな
緊張
(
きんちょう
)
の
絶頂
(
ぜっちょう
)
にあったのだ。誰もみな——治明博士だけは例外として——聖者レザールが
厳粛
(
げんしゅく
)
な心霊実験を始めたのだと思っていたのだ。このとき、舞台裏で、例の奇妙な楽器が鳴りだした。
霊魂第十号の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そこでは、これまた、得意の
絶頂
(
ぜっちょう
)
にある
油蹈天学士
(
ゆうとうてんがくし
)
が待っていた。
人造人間戦車の機密:――金博士シリーズ・2――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
僕は
当惑
(
とうわく
)
の
絶頂
(
ぜっちょう
)
にあった。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“絶頂”の意味
《名詞》
山の頂上。
最高の状態。
オーガズム。エクスタシー。
(出典:Wiktionary)
絶
常用漢字
小5
部首:⽷
12画
頂
常用漢字
小6
部首:⾴
11画
“絶頂”で始まる語句
絶頂新秋生夜涼