“厳粛”のいろいろな読み方と例文
旧字:嚴肅
読み方割合
げんしゅく89.5%
おごそか7.0%
げんしゆく1.8%
ゲンシュク1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々は今まで議論以外もしくは以上の事として取扱われていた「趣味」というものに対して、もっと厳粛げんしゅくな態度をもたねばならぬ。
弓町より (新字新仮名) / 石川啄木(著)
貫一は気を厳粛おごそかにしてせまれるなり。さては男も是非無げに声いだすべき力も有らぬ口を開きて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ある人は手際よく積まれた手足の骨を見て日本のまき屋の前を通る様だと云つた。如何いかにもその様な感じがするに過ぎない。死に対する厳粛げんしゆく感念かんねんなどは勿論おこりさうに無かつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
超人チョウジンケル小心ショウシン恐々キョウキョウヒトワライナガラ厳粛ゲンシュクノコトヲカタレ、ト秀抜真珠シュウバツシンジュ哲人テツジンサケンデ自責ジセキ狂死キョウシシタ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)