“げんしゆく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嚴肅80.0%
减縮10.0%
厳粛10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのくびからうへが、嚴肅げんしゆく緊張きんちやう極度きよくどやすんじて、何時いつまでつてもかはおそれいうせざるごとくにひとした。さうしてあたまには一ぽんもなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
或はいわれて澎湃ばうはい白沫をばし、或は瀾となり沈静ちんせい深緑しんりよくあらはす、沼田をはつして今日にいたり河幅水量ともはなはだしく减縮げんしゆくせるをおぼえず、果して尚幾多の長程と幾多いくたの険所とをいうする
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
ある人は手際よく積まれた手足の骨を見て日本のまき屋の前を通る様だと云つた。如何いかにもその様な感じがするに過ぎない。死に対する厳粛げんしゆく感念かんねんなどは勿論おこりさうに無かつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)