“間道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんどう70.2%
かんだう21.3%
ぬけみち8.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お待ちあそばせや、伊那丸さま。人穴ひとあなの殿堂は、この咲耶子がそらんじている道、踏みやぶる間道かんどうをごあんないいたしましょうぞ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これでひるなやまされていたいのか、かゆいのか、それともくすぐつたいのかもいはれぬくるしみさへなかつたら、うれしさにひと飛騨山越ひだやまごえ間道かんだう
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なんでもこの辺の間道ぬけみちを通って、甲州入りをしたものに違いございませんが、あいつが盲目めくらと足弱をつれて、どういう道行みちゆきをするかが見物みものでございます。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)