“ぬけみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
間道33.3%
抜道33.3%
拔道16.7%
抜路8.3%
脱道8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おりゅうの名前の下には爪印をし、これを懐に入れて橋本幸三郎より五十両の金を取り、松五郎を越後の浅貝あさがい間道ぬけみちを逃がそうと云うたくみでございます。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ここは甲州入りの抜道ぬけみち滅多めったに人の通るところでないことが、寝ている竜之助のためには幸か不幸か。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
出立なし夫より鰍澤かぢかさわの御關所せきしよへ掛るが路順みちじゆんなり都て甲州は二重ふたへの御關所あり土地は御代官ごだいくわんの支配ゆゑ御關所手形を願ふべきなれども日數ひかずも掛るにより御關所をば拔道ぬけみち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
表通りへ抜路ぬけみちの浜口に、波打際に引上げてあった。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「これはね、『壁の下の脱道ぬけみちよりきたれ、お知らせしたいことがある』という意味なの。」