“逡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たじろ37.5%
ためら25.0%
たじ25.0%
しりご12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じようにたじろいだ街の科学者速水に、素早く耳うちをして愕く必要のないことを教えた。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
僕はためらった。尼僧にもせよ、相手は若い女であった。それが一つ床に臥すのはどんなものだろうか。
鍵から抜け出した女 (新字新仮名) / 海野十三(著)
総指揮官の雁金検事はたじろぐ気色もなく直ちに現場附近の捜査を命じたのだった。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
仁右衛門は場主の一眼ひとめでどやし付けられて這入る事も得せずにしりごみしていると、場主の眼がまた床の間からこっちに帰って来そうになった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)