“逡巡者”の読み方と例文
読み方割合
ためらふもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで「黄昏たそがれ逡巡者ためらふもの」は手も足も萎え、眼も見えず、恐れ、うたがひ、ためらひながら、幽霊のやうな声で「死ぬ日まで、死ぬ日まで」と泣きさけびながらさまよひ飛ぶのださうである。
蝙蝠の歴史 (新字旧仮名) / 片山広子(著)