“ためら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タメラ
語句割合
躊躇52.5%
猶予19.5%
逡巡12.5%
8.5%
猶豫3.0%
2.5%
1.0%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行かぬといへば何となく済まぬ様なりて、少しく躊躇つて居ると、母も出て参り升たから、母に頼んで諦めてらはうと思ひつき升た。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
いやでござりますともさすがに言いかねて猶予う光代、進まぬ色を辰弥は見て取りて、なお口軽に、私も一人でのそのそ歩いてはすぐに飽きてしまってつまらんので
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)
そうして初めてやかに微笑って私の手にその手を結びつけ幾度か逡巡いいくらか羞かしそうに口のうちで「お父さん」とそう呼びかけた。
童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
戸を開けて恐る恐る外を見て私はった。ヒューヒュー風が吹いていて外はだった。遠くの方からかちかちと火の番の拍子木の音が聞える。
……雨風猶豫つて、いざと間際にも、卑怯に、さて發程うか、めようかで、七時急行時期ごし、九時にもふか、ふまいか。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かく想う時、どうして私はこの訪れを果さずにいられよう。貴方がたもこの書翰を手にして、私に答える事をっては下さらぬであろう。私はそれを信じたい。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「あああの手紙だっか。あれは——」と帳場氏は言葉を切ってちょっとった。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
直道の隣に居たる母はに彼のコオトのを引きて、を返させじと心るなり。これが為に彼は少しくひぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼のしげに格子をるを待ちて、紳士は優然と内にらんとせしが、土間の一面に充満たる履物を立つべき地さへあらざるにへるを、彼はさず勤篤下立ちて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)