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たゆた
ふりがな文庫
“たゆた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
躊躇
45.5%
猶與
18.2%
猶豫
9.1%
揺蕩
9.1%
漂蕩
9.1%
遅疑
9.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
躊躇
(逆引き)
病めるものは之を慰め、貧しきものは之を分ち、
心曲
(
こゝろまが
)
りて郷里の害を爲すものには因果應報の道理を
諭
(
さと
)
し、
凡
(
すべ
)
て人の爲め世の爲めに益あることは
躊躇
(
たゆた
)
ふことなく
爲
(
な
)
し、絶えて
彼此
(
かれこれ
)
の
差別
(
しやべつ
)
なし。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
たゆた(躊躇)の例文をもっと
(5作品)
見る
猶與
(逆引き)
逍遙子は汝をおほいなる心と名づけむとして
猶與
(
たゆた
)
へり。こは神
在
(
いま
)
すといふに等しからむをおそれてなり。逍遙子は汝を大理想と名づけむとして猶與へり。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
たゆた(猶與)の例文をもっと
(2作品)
見る
猶豫
(逆引き)
自然
(
しぜん
)
の
意志
(
いし
)
は
只管
(
ひたすら
)
に
地上
(
ちじやう
)
の
到
(
いた
)
る
處
(
ところ
)
に
軟
(
やはら
)
かな
青
(
あを
)
い
葉
(
は
)
を
以
(
もつ
)
て
掩
(
おほ
)
ひ
隱
(
かく
)
さうとのみ
力
(
ちから
)
を
注
(
そゝ
)
いで
居
(
ゐ
)
るのである。
其
(
そ
)
の
意志
(
いし
)
に
逆
(
さか
)
らうて
猶豫
(
たゆた
)
うて
居
(
ゐ
)
るのは
百姓
(
ひやくしやう
)
の
手
(
て
)
で
丁寧
(
ていねい
)
に
捏
(
こ
)
ねられた
水田
(
すゐでん
)
のみである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
田圃
(
たんぼ
)
の
榛
(
はん
)
の
木
(
き
)
は
疾
(
とう
)
に
花
(
はな
)
を
捨
(
す
)
てゝ
自分
(
じぶん
)
が
先
(
さき
)
に
嫩葉
(
わかば
)
の
姿
(
すがた
)
に
成
(
な
)
つて
見
(
み
)
せる。
黄色味
(
きいろみ
)
を
含
(
ふく
)
んだ
嫩葉
(
わかば
)
が
爽
(
さわや
)
かで
且
(
か
)
つ
朗
(
ほがら
)
かな
朝日
(
あさひ
)
を
浴
(
あ
)
びて
快
(
こゝろよ
)
い
光
(
ひかり
)
を
保
(
たも
)
ちながら
蒼
(
あを
)
い
空
(
そら
)
の
下
(
した
)
に、まだ
猶豫
(
たゆた
)
うて
居
(
ゐ
)
る
周圍
(
しうゐ
)
の
林
(
はやし
)
を
見
(
み
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
たゆた(猶豫)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
揺蕩
(逆引き)
お兄様の研究も次第に嶮しい径をお辿りになるのでせうが、
揺蕩
(
たゆた
)
ふことなく「学びの小暗い径」を強い脚どりでお進みになるやうに心からお希ひ申します。
〔婦人手紙範例文〕
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
たゆた(揺蕩)の例文をもっと
(1作品)
見る
漂蕩
(逆引き)
その思、歓びに似て歓びでなく、哀しみに似て哀しみでなく、たゞ哀歓交々心胸を往来して、白月の秋風と共に我胸に入つて
漂蕩
(
たゆた
)
ふこゝちがする。
修道院の月
(新字旧仮名)
/
三木露風
(著)
たゆた(漂蕩)の例文をもっと
(1作品)
見る
遅疑
(逆引き)
露置く
百合
(
ゆり
)
の花などの
仄
(
ほのか
)
に風を迎へたる如く、その
可疑
(
うたがはし
)
き婦人の
面
(
おもて
)
は
術無
(
じゆつな
)
げに挙らんとして、又
慙
(
は
)
ぢ
懼
(
おそ
)
れたるやうに
遅疑
(
たゆた
)
ふ時
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
たゆた(遅疑)の例文をもっと
(1作品)
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