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へうたう
ふりがな文庫
“へうたう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
漂蕩
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漂蕩
(逆引き)
見渡
(
みわた
)
す
限
(
かぎ
)
り
雲煙
(
うんゑん
)
渺茫
(
べうぼう
)
たる
大空
(
おほぞら
)
に
漂蕩
(
へうたう
)
して、
西
(
にし
)
も、
東
(
ひがし
)
も
定
(
さだ
)
めなき
今
(
いま
)
、
何時
(
いつ
)
大陸
(
たいりく
)
に
達
(
たつ
)
して、
何時
(
いつ
)
橄欖島
(
かんらんたう
)
に
赴
(
おもむ
)
き
得
(
う
)
べしといふ
目的
(
あて
)
もなければ、
其内
(
そのうち
)
に
豫定
(
よてい
)
の廿五
日
(
にち
)
も
※
(
す
)
ぎ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
然
(
さ
)
れども我は実にこの波浪に
漂蕩
(
へうたう
)
して、悲憤慷慨の壮士と共に我が血涙を絞りたりしなり。
三日幻境
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
船頭
(
おやぢ
)
が
辨當
(
べんたう
)
を
使
(
つか
)
ふ
間
(
あひだ
)
、しばらくは
船
(
ふね
)
は
漂蕩
(
へうたう
)
と
其
(
そ
)
の
流
(
なが
)
るゝに
任
(
まか
)
せて、やがて、
餉
(
かれひ
)
を
澄
(
す
)
まして、ざぶりと
舷
(
ふなべり
)
に
洗
(
あら
)
ひ
状
(
さま
)
に、
割籠
(
わりご
)
に
掬
(
く
)
むとて
掻
(
か
)
く
水
(
みづ
)
が、
船脚
(
ふなあし
)
よりは
長
(
なが
)
く
尾
(
を
)
を
曳
(
ひ
)
いて、
動
(
うご
)
くもののない
江
(
え
)
の
面
(
おも
)
に
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「ガーフ」に
懷
(
なつ
)
かしき
我
(
わ
)
が
帝國
(
ていこく
)
の
軍艦旗
(
ぐんかんき
)
を
飜
(
ひるがへ
)
せるかの
白色
(
はくしよく
)
の
巡洋艦
(
じゆんやうかん
)
は、
此邊
(
このへん
)
海底
(
かいてい
)
深
(
ふか
)
くして、
錨
(
いかり
)
を
投
(
たう
)
ずることも
叶
(
かな
)
はねば、
恰
(
あだか
)
も
小山
(
こやま
)
の
動搖
(
ゆる
)
ぐが
如
(
ごと
)
く、
右
(
みぎ
)
に
左
(
ひだり
)
に
漂蕩
(
へうたう
)
して
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
今
(
いま
)
吾等
(
われら
)
は、
重大
(
ぢゆうだい
)
の
使命
(
しめい
)
を
帶
(
お
)
びながら、
何時
(
いつ
)
大陸
(
たいりく
)
へ
着
(
つ
)
くといふ
目的
(
あて
)
も
無
(
な
)
く、
此儘
(
このまゝ
)
に
空中
(
くうちう
)
に
漂蕩
(
へうたう
)
して
居
(
を
)
つて、
其間
(
そのあひだ
)
に
空
(
むな
)
しく
豫定
(
よてい
)
の
期日
(
きじつ
)
を
經※
(
けいくわ
)
してしまつた
事
(
こと
)
ならば、
後悔
(
こうくわい
)
臍
(
ほぞ
)
を
噛
(
か
)
むとも
及
(
およ
)
ぶまい。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
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