“重大”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅうだい31.6%
ぢゆうだい21.1%
ぢうだい21.1%
じゆうだい10.5%
おほき5.3%
ぢゅうだい5.3%
シーリヤス5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こころうえをかすめてとお真理しんりがあり、たくみにそれをとらえれば、その真理しんりこそ、人生じんせいにとって重大じゅうだいなねうちのあるものであるが、そのままわすれてしまえば
世の中のために (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、やが立留たちとゞまつて室内しつない人々ひと/″\みまはして昂然かうぜんとしていまにもなに重大ぢゆうだいことはんとするやうな身構みがまへをする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
自己じこ現在げんざいつて經濟界けいざいかいつと變化へんくわしてるにかゝはらずれにたいして充分じうぶん理解りかいのないのがむしろより重大ぢうだいなる原因げんいんである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
しかも其燒失區域そのしようしつくいきまちもつと重要じゆうよう部分ぶぶんめてゐたので、損失そんしつ實際じつさい價値かちさら重大じゆうだいなものであつたのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
事に臨みては母ありとも思ふべからず、家ありとも思ふべからず、取るべき道の重大おほきなるに寄りて進み給へと、これは平常つねの詞なりけり。
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ロレ はれ、それは物怪もっけ不運ふうんの! 眞實しんじつ重大ぢゅうだい容易ようゐならぬ用向ようむきその書面しょめん、それが等閑なほざりになったうへは、どのやうな一大事だいじ出來でけうもれぬ。
譲吉の顔が、重大シーリヤスな色を帯び始めたのを見ると、彼の妻は、譲吉の傍へ寄りながら
大島が出来る話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)