“等閑”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
なおざり55.9%
なほざり25.0%
とうかん16.2%
なおざ1.5%
ナホザリ1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“等閑”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓41.7%
芸術・美術 > 工芸 > 工芸33.3%
文学 > イタリア文学 > 詩28.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
——ついにメルキオルは、給料を手にしなくなってからは、ヴァィオリニストの職務をますます等閑なおざりにするようになった。
弟のために身を犠牲にするという唯一の務めを、ちょっとでも等閑なおざりにした罰を受けたのだと、みずから信じたかった。
またこの目には左右に等閑なほざりの壁ありき、聖なる微笑ほゝゑみ昔の網をもてかくこれを己の許に引きたればなり 四—六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
勿體なくも征夷大將軍、源氏の棟梁のお姿を刻めとあるは、職のほまれ、身の面目、いかでか等閑なほざりに存じませうや。
修禅寺物語 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
「敵の司馬懿しばいといい、副将張郃ちょうこうといい、決して等閑とうかんやからではない。心して誤るなよ」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それだけに不安も感じれば、反対にまたれっこのように等閑とうかんにする気味もないではなかった。
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
『新撰菟玖波集』には御製の金章長短の宸筆しんぴつをも交えているので、禁裏でも等閑なおざりの献上物のごとく見過ごされず、叡覧のうえ誤謬でも発見せられたものか、女房奉書を賜わった翌々日、また実隆に仰せて今一度校合の仕直しをして進上するようにと宗祇に命ぜられた。
一部の人の様に、訓詁を等閑ナホザリにするものとは訳が違ふのである。
古歌新釈 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)