“等閑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なおざり52.7%
なほざり28.4%
とうかん14.9%
なおざ1.4%
なをざり1.4%
ナホザリ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この非芸術的濫訳横行の中にあって、二葉亭の『あいびき』は殆んど原作の一字一句をも等閑(なおざり)にしない飜訳文の新らしい模範を与えた。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
しかしてかくいたく劣(おと)りて見ゆる分のわれらに與へられたるは、われら誓ひを等閑(なほざり)にし、かつ缺く處ありしによるなり。 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
しかしこれを不瞭解なりと言いて等閑(とうかん)に付すは、日進の知識は決して得べからざるものと思われ申し候。
妖怪報告 (新字新仮名) / 井上円了(著)
『新撰菟玖波集』には御製の金章長短の宸筆(しんぴつ)をも交えているので、禁裏でも等閑(なおざ)りの献上物のごとく見過ごされず、叡覧のうえ誤謬でも発見せられたものか、女房奉書を賜わった翌々日
此(こ)の方(はう)で心配(しんぱい)して電報(でんぱう)まで掛(か)けたのであるから其時(そのとき)返電(へんでん)をして貰(もら)へば無益(むえき)の心配(しんぱい)は决(けつ)してしません。一寸(ちよつと)した事(こと)であるが日本(にほん)の婦女子(ふぢよし)には往々(わう/\)斯樣(かやう)な等閑(なをざり)が多(おほ)いのであります。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
一部の人の様に、訓詁を等閑(ナホザリ)にするものとは訳が違ふのである。
古歌新釈 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)