“雲煙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うんえん88.9%
うんゑん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この辺(へん)から西方雲煙(うんえん)の表(おもて)に夕陽(せきよう)の残光を受けて立つ日本アルプスの重畳(じゅうじょう)は実に雄麗壮大の眺めであった。濃霧の中を冒して渋温泉へ下る。
〔譯〕雲煙(うんえん)は已(や)むことを得ざるに聚(あつま)る。風雨(ふうう)は已むことを得ざるに洩(も)る。雷霆(らいてい)は已むことを得ざるに震(ふる)ふ。斯(こゝ)に以て至誠(しせい)の作用(さよう)を觀(み)る可し。
見渡(みわた)す限(かぎ)り雲煙(うんゑん)渺茫(べうぼう)たる大空(おほぞら)に漂蕩(へうたう)して、西(にし)も、東(ひがし)も定(さだ)めなき今(いま)、何時(いつ)大陸(たいりく)に達(たつ)して、何時(いつ)橄欖島(かんらんたう)に赴(おもむ)き得(う)べしといふ目的(あて)もなければ、其内(そのうち)に豫定(よてい)の廿五日(にち)も※(す)ぎ
四晝夜(しちうや)の航海(かうかい)は恙(つゝが)なく※(す)ぎて、右舷(うげん)左舷(さげん)に寄(よ)せては返(かへ)す波(なみ)の音(おと)と共(とも)に、刻一刻(こくいつこく)に近(ちか)づき來(きた)る喜劇(きげき)に向(むか)つて、橄欖島(かんらんたう)と覺(お)ぼしき島影(しまかげ)を、雲煙(うんゑん)渺茫(べうぼう)たる邊(へん)に認(みと)めたのは、日(ひ)は二月(ぐわつ)の二十五日(にち)