“刻一刻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こくいっこく85.7%
こくいつこく14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今夜こんやはまた、風と霧雨きりさめをまじえた、うすら寒い、まっくらな夜です。おまけに、あたりは刻一刻こくいっこくときみわるくなってくるではありませんか。
出むかえの人がきの前列に立って左のほうをながめますと、明智探偵をのせた急行列車は、刻一刻こくいっこく、その形を大きくしながら、近づいてきます。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
四晝夜しちうや航海かうかいつゝがなくぎて、右舷うげん左舷さげんせてはかへなみおとともに、刻一刻こくいつこくちかづききた喜劇きげきむかつて、橄欖島かんらんたうぼしき島影しまかげを、雲煙うんゑん渺茫べうぼうたるへんみとめたのは、は二ぐわつの二十五にち