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刻足
ふりがな文庫
“刻足”の読み方と例文
読み方
割合
きざみあし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きざみあし
(逆引き)
高箒
(
たかぼうき
)
を片手に
襷
(
たすき
)
がけで、
刻足
(
きざみあし
)
に出て
行逢
(
ゆきあ
)
ったのがその優しい
婦
(
おんな
)
で、
一寸
(
ちょっと
)
手拭を取って会釈しながら、軽くすり抜けてトントンと、堅い段を下りて行くのが、あわただしい中にも
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と見ると茶店の方から古びた茶の
中折帽
(
なかおれぼう
)
をかぶって、
例
(
れい
)
の
癖
(
くせ
)
で
下顋
(
したあご
)
を少し突出し、
濡
(
ぬ
)
れ手拭を入れた
護謨
(
ごむ
)
の
袋
(
ふくろ
)
をぶら
提
(
さ
)
げながら、例の
足駄
(
あしだ
)
でぽッくり/\
刻足
(
きざみあし
)
に翁が歩いて来る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
次第に迫る
呼吸
(
いき
)
をととのえ、一気に雌雄を決しようと、
刻足
(
きざみあし
)
をしてジリジリと進んだ。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
刻足(きざみあし)の例文をもっと
(4作品)
見る
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“刻”で始まる語句
刻
刻限
刻々
刻煙草
刻薄
刻下
刻一刻
刻苦
刻込
刻参
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徳冨健次郎
徳冨蘆花
直木三十五
国枝史郎
泉鏡花