“喜劇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きげき45.5%
コメディ27.3%
コメディー18.2%
コメディア9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
番目ばんめには露國文豪ろこくぶんがうトルストイはく傑作けつさく千古せんこゆき」とふのと、バンカラ喜劇きげき小辰こたつ大一座おほいちざふのが、赤地あかぢしろいてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
笑いはなみだより内容の低いものとせられ、当今は、喜劇コメディというものが泪の裏打ちによってのみ危く抹殺まっさつまぬかれている位いであるから、道化ファルスの如き代物しろもの
FARCE に就て (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
こうも冷淡になれるものかと、ぼくは自分のクツクツ笑いを憎んでみるが、なんともこれは一場の喜劇コメディーであった。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
されど我今默し難し、讀者よ、この喜劇コメディアの詞によりて(願はくは世のおぼえながく盡きざれ)誓ひていはむ 一二七—一二九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)