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四晝夜
ラツカダイヴ
諸島の
空を
流星の
如く
驅つて、それから
何處へ、
如何に
行くものやら、
四晝夜の
間は
全く
夢中に
空中を
飛走したが、
其五日目の
午前になつて、
風も
漸くをさまり
四晝夜の
航海は
恙なく
※ぎて、
右舷左舷に
寄せては
返す
波の
音と
共に、
刻一刻に
近づき
來る
喜劇に
向つて、
橄欖島と
覺ぼしき
島影を、
雲煙渺茫たる
邊に
認めたのは、
日は二
月の二十五
日