“風雨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうう44.4%
あらし36.1%
しけ11.1%
あめ2.8%
あめかぜ2.8%
ふきぶり2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔譯〕雲煙うんえんむことを得ざるにあつまる。風雨ふううは已むことを得ざるにる。雷霆らいていは已むことを得ざるにふるふ。こゝに以て至誠しせい作用さようる可し。
なるほど、その人たちに対して危害を加えはしませんでしたが、その風雨あらしのすさまじいことは大変で、相手の者はみな彼の前に縮みあがってしまいました
「外は風雨しけだというのに、内では祝言のしたくだ——しかしこのお差紙さしがみの様子では、おれも一肌ひとはだ脱がずばなるまいよ。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
時候のいい頃だからいいようなものの、朝から荒れ模様であった空が、午後には暴風雨あらしとなった。荒れ狂う風雨あめの音を聞くと出足もしぶり勝となるが、やっと勇気を出して出かける決心をした。
情鬼 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
これをさまると、一時ひとしきりたゝきつけて、屋根やねかきみだすやうな風雨あめかぜつた。驟雨しううだから、東京中とうきやうぢうにはらぬところもあつたらしい。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)