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風雨
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しけ
ふりがな文庫
“
風雨
(
しけ
)” の例文
「外は
風雨
(
しけ
)
だというのに、内では祝言のしたくだ——しかしこのお
差紙
(
さしがみ
)
の様子では、おれも
一肌
(
ひとはだ
)
脱がずばなるまいよ。」
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「途方もない。この
風雨
(
しけ
)
に夜釣なんか出来るものか。魚は釣れず、
濡鼠
(
ぬれねずみ
)
になって、大洗(大笑い)になるまでさ」
本州横断 癇癪徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
「そうかい。……」
介
(
すけ
)
はふくみ笑いを持ったまま。「ま、どっちとも判断はまかせよう。それよりはむかしの縁。朝飯でもと言ってくれないか。ゆうべの
風雨
(
しけ
)
で命拾いをして来たばかりなのだ」
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なあに」と武男は茶をすすり果てて風月の
唐饅頭
(
とうまんじゅう
)
二つ三つ一息に平らげながら「なあに、これくらいの
風雨
(
しけ
)
はまだいいが、南シナ海あたりで二日も三日も
大暴風雨
(
おおしけ
)
に出あうと、随分こたえるよ。 ...
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
“風雨”の解説
風雨(ふうう)とは、風と雨とを指す語。雨風(あめかぜ)とおよそ同義であるが、日本の気象としても使われる前者、使われない後者という違いはある。また後者は、「雨まじりの風」という、風を主体とした意味で用いられることもある。
(出典:Wikipedia)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
“風”で始まる語句
風
風情
風邪
風采
風呂
風体
風呂敷
風貌
風靡
風呂敷包