“風雨:ふうう” の例文
“風雨:ふうう”を含む作品の著者(上位)作品数
小川未明2
泉鏡花2
海野十三2
徳冨健次郎1
徳冨蘆花1
“風雨:ふうう”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究4.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.5%
歴史 > 伝記 > 個人伝記0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そのうちに、風雨ふううわって、せっかくがったが、いくたびとなくされたのです。
幽霊船 (新字新仮名) / 小川未明(著)
風雨ふうう程度ていどよりも、むし幾十倍いくじふばいおそれいだきて、かれさへあらずば無事ぶじなるべきにと
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
いまはとうりてかえることもできないほどに、風雨ふううがつのったのでありました。
黒い塔 (新字新仮名) / 小川未明(著)
門をはいると、庫裡くり藁葺わらぶき屋根と風雨ふううにさらされた黒い窓障子が見えた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
もし、二十一日の間に、風雨ふううにあって、山毛欅ぶなの枝がおれたらどうだろう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春枝夫人はるえふじん嬋娟せんけんたる姿すがたたとへば電雷でんらい風雨ふううそら櫻花わうくわ一瓣いちべんのひら/\とふがごと
時ならぬ洪水、不思議の風雨ふううに、ひまなく線路をそこなはれて、官線ならぬ鉄道は其の停車場ステエションへた位、ことに桂木のいっ家族に取つては、祖先
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
連日れんじつ風雨ふううでとまった東北線が開通したと聞いて、明治四十三年九月七日の朝、上野うえのから海岸線の汽車に乗った。三時過ぎ関本せきもと駅で下り、車で平潟ひらがたへ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
風雨ふううは已むことを得ざるにる。
風雨ふうう寒暑かんしょ、五こく豊凶ほうきょう、ありとあらゆる天変地異てんぺんちい……それ根抵こんていにはことごと竜神界りゅうじんかい気息いきがかかってるのじゃ……。
風雨ふうういよ/\荒れ行きて
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
爾来じらい幾星霜いくせいそう風雨ふううにうたれたヘクザ館は、古色蒼然こしょくそうぜんとして、荒れ果ててはいるが、さいわいにして火にも焼かれず、水にもおかされず、いまもって淡路島の中央山岳地帯に、屹然きつぜんとしてそびえている。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
が、寺は其反対に荒れ果てて、門は左程さほどでもなかったが、突当りの本堂も、其側そのそば庫裏くりも、多年の風雨ふううさらされて、処々壁が落ち、下地したじの骨があらわれ、屋根には名も知れぬ草が生えて、ひどさびれていた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
同じ形の、たいへん背の高い工場が、六万坪という広い区域に一定いっていのあいだをおいて建てられているところは殺風景さっぷうけいそのものであったし、それにこのごろになって壁は風雨ふううにうたれてくずれはじめ、ところどころに大きく穴があいたり、屋根がまくれあがったり、どう見ても灰色の化物屋敷のように見えるのだった。
骸骨館 (新字新仮名) / 海野十三(著)