“懸垂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんすい75.0%
けんすゐ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当人も体操が一番好きだと言うとおり、器械体操の懸垂けんすいでも縄飛びででもU子は男女を問わず同級生中での第一人者だと言われている。
愉快な教室 (新字新仮名) / 佐藤春夫(著)
鞍部あんぶ懸垂けんすいしているが、アルプスのベルニーズ・オーバアラント山地あたりの大氷河に比べると、恐らく雛形ひながたぐらいの小さいものだろうが、それでも擬似ぎじ氷河ではない。
火と氷のシャスタ山 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
あさ須原峠のけんのぼる、偶々たま/\行者三人のきたるにふ、身には幾日か風雨ふううさらされてけがれたる白衣をちやくし、かたにはなが珠数じゆづ懸垂けんすゐし、三個の鈴声れいせいに従ふてひびきた
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)