“けんすい”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ケンスイ
語句割合
懸垂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当人も体操が一番好きだと言うとおり、器械体操の懸垂けんすいでも縄飛びででもU子は男女を問わず同級生中での第一人者だと言われている。
愉快な教室 (新字新仮名) / 佐藤春夫(著)
鞍部あんぶ懸垂けんすいしているが、アルプスのベルニーズ・オーバアラント山地あたりの大氷河に比べると、恐らく雛形ひながたぐらいの小さいものだろうが、それでも擬似ぎじ氷河ではない。
火と氷のシャスタ山 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
冬の雲仙は霧氷で有名であるが、雲仙が霧氷にかけられる時、この鳩穴は玉簾たますだれをかけつらねたように数十尺の大氷柱が隙間もなく懸垂けんすいし、この世ながらの水晶宮を現出するそうである。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)