“擬似”の読み方と例文
読み方割合
ぎじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「事実なんだから仕方がない。その擬似ぎじ夢遊病者はフラフラとさまよいでて、必ず例のユダヤ横丁に迷いこむ」
地獄街道 (新字新仮名) / 海野十三(著)
鞍部あんぶ懸垂けんすいしているが、アルプスのベルニーズ・オーバアラント山地あたりの大氷河に比べると、恐らく雛形ひながたぐらいの小さいものだろうが、それでも擬似ぎじ氷河ではない。
火と氷のシャスタ山 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
そして地球の形は楕円体でもないので、擬似ぎじ楕円体と称すべきであるなどということになる。
地球の円い話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)