“けんすゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
懸垂50.0%
涓水50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あさ須原峠のけんのぼる、偶々たま/\行者三人のきたるにふ、身には幾日か風雨ふううさらされてけがれたる白衣をちやくし、かたにはなが珠数じゆづ懸垂けんすゐし、三個の鈴声れいせいに従ふてひびきた
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
むかし蒼海と手を携へてこゝに遊びし事あり、巌にしたゝ涓水けんすゐに鉱気ありければ、これを浴室にうつし、薪火しんくわをもて暖めつゝ、近郷近里の老若男女、春冬の閑時候に来り遊ぶの便に供せり。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)