人生何すれぞ常に忙促たる、半生の過夢算ふるに遑なし。悲しいかな、我も亦た浮萍を追ひ迷雲を尋ねて、この夕徒らに往事を追懐するの身となれり。 常に惟ふ、志を行はんとするものは必らずしも終生を労役するに及ばず。詩壇の正直男(ゴールドスミス)この情 …
| 著者 | 北村透谷 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「女學雜誌 三二五號、三二七號」女學雜誌社、1892(明治25)年8月13日、9月10日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約15分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約24分(300文字/分) |