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風雲
神官は
祭壇にこう
祈祷したが、あのハズミで飛んだ一
片の
木太刀が、まッたく
予想もせぬ
風雲を地上から
迎えにいったものになろうとは、おそらく
走る
者は
以て
(八)罔を
爲す
可く、
游ぐ
者は
以て
(九)綸を
爲す
可く、
飛ぶ
者は
以て
(一〇)矰を
爲す
可し。
龍に
至つては、
吾其の
風雲に
乘じて
天に
上るを
知ること
能はず。
恁の
如き
風雲は、
加能丸既往の
航海史上珍しからぬ
現象なれども、(
一人坊主)の
前兆に
因りて
臆測せる
乘客は、
恁る
現象を
以て
推すべき、
風雨の
程度よりも、
寧ろ
幾十倍の
恐を
抱きて
“風雲”の意味
《名詞》
風 雲(かぜくも、かざぐも、ふううん)
(かぜくも、かざぐも、ふううん)風や雲。風と雲。
(ふううん) 大事件が起こりそうな気配。
(ふううん) 竜が風や雲に乗って天に昇るように、英雄や豪傑が世に出る好機。
(出典:Wiktionary)