“風雲”の読み方と例文
読み方割合
ふううん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神官(しんかん)は祭壇(さいだん)にこう祈祷(きとう)したが、あのハズミで飛んだ一片(ぺん)の木太刀(きだち)が、まッたく予想(よそう)もせぬ風雲(ふううん)を地上から迎(むか)えにいったものになろうとは、おそらく
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
走(はし)る者(もの)は以(もつ)て(八)罔(あみ)を爲(な)す可(べ)く、游(およ)ぐ者(もの)は以(もつ)て(九)綸(いと)を爲(な)す可(べ)く、飛(と)ぶ者(もの)は以(もつ)て(一〇)矰(いぐるみ)を爲(な)す可(べ)し。龍(りよう)に至(いた)つては、吾(われ)其(そ)の風雲(ふううん)に乘(じよう)じて天(てん)に上(のぼ)るを知(し)ること能(あた)はず。
恁(かく)の如(ごと)き風雲(ふううん)は、加能丸(かのうまる)既往(きわう)の航海史上(かうかいしじやう)珍(めづら)しからぬ現象(げんしやう)なれども、(一人坊主(ひとりばうず))の前兆(ぜんてう)に因(よ)りて臆測(おくそく)せる乘客(じやうかく)は、恁(かゝ)る現象(げんしやう)を以(もつ)て推(すゐ)すべき、風雨(ふうう)の程度(ていど)よりも、寧(むし)ろ幾十倍(いくじふばい)の恐(おそれ)を抱(いだ)きて
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)