“豊凶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はうきよう25.0%
ほうきやう25.0%
ほうきょう25.0%
ほうきよう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豊凶はうきようの万物にかゝる事此一を以て知るべし。されば万民豊年はうねんをいのらざらめや。
とし豊凶ほうきやう雪頽なだれかゝる事此山にのみかぎるも一奇事いつきじといふべし。
風雨ふうう寒暑かんしょ、五こく豊凶ほうきょう、ありとあらゆる天変地異てんぺんちい……それ根抵こんていにはことごと竜神界りゅうじんかい気息いきがかかってるのじゃ……。
おれが自分の材幹さいかん値遇ちぐうとによつて、吏胥りしよとしてげられるだけの事を成し遂げた上で、身を引いた天保てんぱう元年は泰平であつた。民の休戚きうせき米作べいさく豊凶ほうきようかゝつてゐる国では、豊年は泰平である。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)