トップ
>
値遇
ふりがな文庫
“値遇”の読み方と例文
読み方
割合
ちぐう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちぐう
(逆引き)
たまにそういう人で犬死にならないのは、
値遇
(
ちぐう
)
を得た君臣の間に黙契があって、お許しはなくてもお許しがあったのと変らぬのである。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
その年の秋、
悟浄
(
ごじょう
)
は、はたして、
大唐
(
だいとう
)
の
玄奘法師
(
げんじょうほうし
)
に
値遇
(
ちぐう
)
し奉り、その力で、水から出て人間となりかわることができた。
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
件
(
くだん
)
のアントニウス尊者は紀州の
徳本
(
とくほん
)
上人同様、不文の農家の出身で苦行専念でやり当てた異常の人物だ。その
値遇
(
ちぐう
)
の縁で出家専修した者極めて多ければ、当時エジプトの人数が僧俗等しといわれた。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
値遇(ちぐう)の例文をもっと
(5作品)
見る
“値遇”の意味
《名詞》
めぐりあうこと。出会い。
親交。
(出典:Wiktionary)
値
常用漢字
小6
部首:⼈
10画
遇
常用漢字
中学
部首:⾡
12画
“値”で始まる語句
値
値打
値段
値切
値踏
値売
値下
値安
値段札
値嘉島
“値遇”のふりがなが多い著者
南方熊楠
中島敦
森鴎外