“赴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもむ86.9%
8.4%
2.5%
0.4%
おも0.4%
おもむき0.4%
はし0.4%
むか0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腕車わんしやせん富山とやまおもむき、四十物町あへものちやうとほけて、町盡まちはづれもりくゞらば
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それから彼は馬にまたがり、ロッソンムの前方におもむき、ジュナップからブラッセルへ通ずる道の右手にある小高い狭い芝地を観戦地として選んだ。
この気合で押して行く以上はいかに複雑に進むともいかに精緻せいちおもむくともまたいかに解剖的に説き入るとも調子は依然として同じ事である。
写生文 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
郝昭は太原たいげんの人、忠心凛々りんりんたる武人の典型である。その士卒もみな強く、くに先だって、鎮西将軍の印綬いんじゅを拝し、
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さだめし、そちの髀肉ひにくも、だいぶ肥えたであろう。即刻、信貴山しぎさんにおる信忠の加勢にけ。——こんどは陣中で喧嘩などすな」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきに、顕家と別れて、この吉野へ来ておられた義良よしなが親王は、そのため三たび、陸奥みちのくの任へ就いてくことになった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山窟さんくつの賊が、鎮台の将と内通しているようなみだれでは、まるで無政府同様なざまではないか。すぐさまって、黒白をつけてまいれ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遠祖ファイト・バッハはハンガリーにってパン屋を開いているうち、十六世紀の中頃ルーテル派の信仰をまもるために、家財を売り払ってハンガリーを立ち去らなければならなかったと伝えられている。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
あるいは富山とやまき、高岡に買われ、はた大聖寺だいしょうじ福井に行き、遠くは故郷の新潟に興行し、身をいとわず八方にかせまわりて、幸いにいずくもはずさざりければ、あるいは血をもそそがざるべからざる至重しちょうの責任も、その収入によりて難なく果たされき。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ここにその同母弟いろせ水齒別みづはわけの命一四、まゐきてまをさしめたまひき。
かれここに邇藝速日にぎはやびの命三八まゐきて、天つ神の御子にまをさく、「天つ神の御子天降あもりましぬと聞きしかば、追ひてまゐ降り來つ」とまをして、天つしるし三九を獻りて仕へまつりき。
ここに大楯の連が妻、その王の玉釧を、おのが手にきてまゐけり。
医者などは安らかな眠におもむこうとする病人に、わざと注射の針を立てて、患者の苦痛を一刻でも延ばす工夫をらしている。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その弟忍熊の王、そのしわざかしこまずして、軍を興し、待ち向ふる時に、喪船にむかひてむなふねを攻めたまはむとす。