“おもふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
面伏13.3%
6.7%
所志6.7%
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに今朝父親おやぢさう言ツてましたから、先刻さつき話した校長の所へ、これから廻ツて見ようかとおもふんです。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
何とかしておつつしみくださらないでしょうか、もはや他の房の方がたは、わたくしが通りますると指さして、耳打ちをなされ、わたくしは面伏おもふせてとおることには慣れてまいりましたものの
花桐 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
求めて九州へおもふかんと大坂にて兩三日逗留とうりうし所々を見物けんぶつ藝州迄げいしうまで便船びんせんあるを聞出きゝだして此を頼み乘しが順風じゆんぷうなれば日ならずして廣島の地にちやくせしかば先廣島を一けんせんと上陸じやうりく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あざむき天神丸の上乘うはのりして上方筋かみがたすぢおもふかんとむねたくみ足を早めて西濱にいたりければ天神丸ははや乘出のりいださん時なり吉兵衞は大音だいおんあげオヽイ/\と船をまねけば船頭せんどう杢右衞門もくゑもんが聞つけ何事ならんと端舟てんま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
名乘なのらせぬ、さて夫婦ふうふ所志おもふよしをかたりけれ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
かすめ取るべしと思ひしをりから故大いによろこび兩人は立出是は/\勘解由かげゆ殿にはよくこそ御入來只今の御口上のおもふいたみ入候主人儀は別段變る事も是なく併し此度の儀は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)