“おもぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面伏92.3%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
好奇心をもった眼が集まってくるのが面伏おもぶせでもあり、言葉がよく分らないから、何をいわれているのかモルガンの顔の色で悟るよりほかなかった。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
良心に恥ずる所なしとはいいながら、何とやら、面伏おもぶせにて同志とすら言葉をかわすべき勇気もせ、穴へも入りたかりし一昼夜を過ぎて、ようやく神戸に着く。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
かさね右のおもぶきまで願書にしたゝめ居たるに加賀屋長兵衞入り來り我等何分なにぶんにも取扱ひ候間いますこし御待ち下さるべし白子屋方へ能々よく/\異見いけん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
して相摸路より甲州へいたり是より所々方々と遊歴いうれきなし種々いろ/\樣々さま/″\たのしみ居たりけるさても翌日所のもの共此ていを見出し大いに驚きて飛脚ひきやく馬士まごの殺されたるおもぶきを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て八山やつやまなる旅館へ申遣しけるおもぶきは此度天一坊樣御下向ごげかうついては重役の者一とう相伺あひうかゞひ申たきこそ有ば明日五ツどき伊豆守御役宅へ御出あらせられたしとの口上こうじやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)