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樣々
往返し旅人の
懷中を
狙ふ
護摩の
灰の頭なり因て半四郎が所持の金に目を
懸樣々にして終に道連となりしかば
此夜何卒して半四郎の
胴卷を
延べしは
重々此方が
惡けれど
母上とらへて
何言居つたかお
耳に
入れまいと
思へばこそ
樣々の
苦勞もするなれさらでもの
御病氣にいとゞ
重さを
人類の
住居には
樣々の種類有るものにて、
我々日本人は現今地盤上に
建てたる家にのみ
住へど、古今を通じて
何人種も同樣と云ふ譯にはあらず。