“すみや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
68.8%
角屋10.4%
炭屋5.2%
炭焼5.2%
2.6%
1.3%
1.3%
1.3%
薪炭屋1.3%
角谷1.3%
(他:1)1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この日の午後台湾軍司令官と、水越台中州知事とは埔里で会見、事件のすみやかなる終結を目ざして協議するところがあった。
霧の蕃社 (新字新仮名) / 中村地平(著)
安「近寄れば撃ってしまうぞ、すみやかに刀を投出して恐れ入るか、手前てめえは力が強くても此れでは仕方があるめえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
母「そうさ、池上町いけがみまち角屋すみやは堅いという評判だから、あれへ参り宿を取っておいで、九ツの鐘を忘れまいぞ」
「やあ、角屋すみやの親方どのか。わしは江戸へ下向するが、問いたいのは、おぬしたちの行く先、大層な引っ越しじゃないか」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うん、うん、炭屋すみや小僧こぞうさんをしていましたが、炭屋すみや小僧こぞうさんは、よくこらえていました。
日の当たる門 (新字新仮名) / 小川未明(著)
憲一の眼には汚い四畳半の下宿が浮んで来た。拓殖たくしょく大学に通っている憲一は、小石川の汚い炭屋すみやの二階に下宿しているのであった。
藤の瓔珞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「こらッ、きさまは、どこの炭焼すみやきの餓鬼がきだ、またどこのすきまからこんなところへしのびこんでまいった」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
学者という者は、こんなにごうまんなものであって、農夫のうふ炭焼すみやきなどを相手にしないものだと、昔からのいいつたえで、そう思っていたのだ。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
汁粉しるこであるか煮小豆ゆであずきであるか眼前がんぜん髣髴ほうふつする材料もないのに、あの赤い下品な肉太にくぶとな字を見ると、京都を稲妻いなずますみやかなるひらめきのうちに思い出す。
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
し、ひと各々おの/\その仕事しごと專念せんねんなるときは』と公爵夫人こうしやくふじん咳嗄しわがれた銅鑼聲どらごゑつて、『世界せかいつねよりもすみやかに回轉くわいてんします』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
汝等こゝに來るといへども伏すの憂ひなく、たゞいとすみやかに道に就かんことをねがはば、汝等の右を常にそととせよ。 七九—八一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
以上をもって私はこの物語の上編を終え、これより中編に入る。冬近うして虫声すみやかなるゆうべなり。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
○事留まれば変生ず、棊を拾ふすみやかならんことを欲す。
囲碁雑考 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
帳面を繰りひろげて、鰻屋うなぎやでは米幾俵、薪炭屋すみやでは店の品幾駄いくだというように、それぞれ寄進の金高と品物の数が記されたのを見せると、
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
先日行衛ゆくえ不明で、もし来たら留めて置いてくれと照会があった角谷すみや消息しょうそくが分かった。彼は十八日の夜、大森停車場附近で鉄道自殺を遂げたのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
将軍家がこういう手続きをする前に、熊本花畑のやかたでは忠利の病がすみやかになって、とうとう三月十七日さるの刻に五十六歳でくなった。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)