“炭屋(すみや)” の例文
「おまえなんか、いくらかかってもだめさ。」と、炭屋(すみや)の小僧(こぞう)さんは、威張(いば)りました。酒屋(さかや)の小僧(こぞう)さんは、いかにもくやしそうです。
日の当たる門 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それから其(そ)の金物屋(かなものや)さんで、名前は云(い)へないが、是々(これ/\)の炭屋(すみや)が有(あ)りましたかと聞くと、成程(なるほど)塩原多助(しほばらたすけ)といふ炭屋(すみや)があつたさうだが、それは余程(よほど)古いことだといふ。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
拓殖(たくしょく)大学に通っている憲一は、小石川の汚い炭屋(すみや)の二階に下宿しているのであった。
藤の瓔珞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
酒屋(さかや)の小僧(こぞう)さんは、勝(か)った喜(よろこ)びもどこへやら、急(きゅう)に顔(かお)の色(いろ)を変(か)えて、倒(たお)れた炭屋(すみや)の小僧(こぞう)さんと、こわれた塀(へい)とを見(み)くらべましたが
日の当たる門 (新字新仮名) / 小川未明(著)
... こりやア面白(おもしろ)い怪談(くわいだん)だが、お前(まへ)何(なに)を知らないか、塩原多助(しほばらたすけ)といふ本所(ほんじよ)相生町(あひおひちやう)二丁目(ちやうめ)の炭屋(すみや)の怪談(くわいだん)を」「知りませぬ」「さうかね、塩原多助(しほばらたすけ)といふ炭屋(すみや)の井戸(ゐど)は内井戸(うちゐど)であつたさうだが、 ...
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
炭屋(すみや)の小僧(こぞう)さんが、塀(へい)によりかかって、ぼんやりとひなたぼっこをしていました。夜(よる)の間(あいだ)に降(お)りた霜柱(しもばしら)が、日(ひ)の光(ひかり)をうけて、しだいにとけています。
日の当たる門 (新字新仮名) / 小川未明(著)
隣(となり)の家(うち)は、炭屋(すみや)でした。おかみさんが、冬(ふゆ)の用意(ようい)に、たどんを造(つく)っていましたが、ひきがえるがはいってくると
お母さんのひきがえる (新字新仮名) / 小川未明(著)