“相生町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいおいちょう78.1%
あひおひちやう21.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも僕は夜になると、ナショナル・リイダアや日本外史をかかえ、せっせと相生町あいおいちょう二丁目の「お師匠さん」の家へ通って行った。
追憶 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
間もなく相生町あいおいちょうの二階で半蔵が送るついの晩も来た。出発の前日には十一屋の方へ移って他の庄屋とも一緒になる約束であったからで。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「それが不思議なんだ、親分。二人共本所相生町あひおひちやう惣十郎だなの五軒長屋に隣合つて住んでゐる無二の仲だと言ふんですぜ——」
しかし落語らくごは家族達と一しよに相生町あひおひちやう広瀬ひろせだの米沢町よねざはちやう日本橋にほんばし区)の立花家たちばなやだのへ聞きに行つたものである。殊に度々たびたび行つたのは相生町の広瀬だつた。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)