“本所相生町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんじょあいおいちょう66.7%
ほんじよあひおひちやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足のついでに、かねて世話になった多吉夫婦の住む本所相生町ほんじょあいおいちょうの家までたずねて行って見た。そこの家族はまた、浅草左衛門町さえもんちょうの方へ引き移っている。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ある朝、あけの七つ時とも思われるころ。半蔵は本所相生町ほんじょあいおいちょうの家の二階に目をさまして、半鐘の音をまくらの上で聞いた。火事かと思って、彼は起き出した。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
といふ話を聞いて、成程なるほどこれは面白おもしろい話だ、これを種子たねにして面白おもしろい話をこしらへたいと思つたが、塩原多助しほばらたすけといふ者が本所相生町ほんじよあひおひちやうたかないか、さへ始めて聞いたくらゐだからわからない。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「おたのまうします」といふと、小坊主こばうずが出て取次とりつぎますから、「わたし本所相生町ほんじよあひおひちやう丁目ちやうめ塩原多助しほばらたすけ縁類えんるゐのものでございますが、まだ塩原しほばらはかも知らず、たゞ塩原しほばらのおてら此方こちらだといふことを聞伝きゝつたへて、 ...
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)