“丁目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうめ60.0%
ちやうめ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたまうえ拡声器かくせいきから、おんなこえが、がなりはじめて、なつものの宣伝せんでんや、駅前えきまえ喫茶店きっさてん開業かいぎょうした広告こうこくや、そのうるさくさえおもったのを、なにまちなん丁目ちょうめのくつてんでは
アパートで聞いた話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
じゅくは「適塾てきじゅく」といい、船場せんば過書町かいしょまち(いまの東区ひがしく北浜きたはま丁目ちょうめ)にありました。緒方先生おがたせんせいはすぐれた町医者まちいしゃで、オランダとオランダ医学いがくをおしえていて、おおぜいの書生しょせいがいました。
それからすぐ浜町はまちやう丁目ちやうめ花屋敷はなやしき相鉄あひてつといふ料理屋ちややつて、おぜんあつらへ、うちの車をやつて、の車ですぐてくれとつて梅廼屋うめのやむかへにやりました。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
とほりを二丁目ちやうめほどて、それを電車でんしや方角はうがくまがつて眞直まつすぐると、乾物屋かんぶつや麺麭屋ぱんやあひだに、古道具ふるだうぐつてゐるなりおほきなみせがあつた。御米およねはかつて其所そこあしたゝめる食卓しよくたくつた記憶きおくがある。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)